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小芋について農家と話す

タマユタカ組合の農家と反省会。
今期は小芋が多すぎて加工しきれなかった…
という工場側の問題を説明しました。

今年はSサイズを買い取ったものの、
予想以上に量が多くて正直困っている、
次期は取引要領を改訂したいと伝えました。

今期のタマユタカの契約栽培について、組合の幹部メンバーと反省会(2024年8月)

農家側からは、集荷の遅れを指摘されました。
集荷が遅れると収穫が遅れて、
イモが老化したり虫害にあったりして品質が下がる。
だから、もっと早く集荷に来てほしいということ。

さて小芋の割合が多い原因は、下記①~④と考えています;
①植栽間隔が狭い
②畝が低い(狭い)
③地力が乏しい
④生長点のない苗を使っている

次期は①と②を改善します。
①は定植時に気を付けるだけで実施できるし、
実は最も改善効果が大きいとされています。
②は少し大変になるけど、まあやればできる。

次期に①②に取り組んだとしても
それなりに小芋は出てくると思います。
それをいっさい買わないのか、価格を下げるのか…
慎重に考えて決めていこうと思います。

植栽間隔や畝高/畝幅を計測し、
一定の基準を満たしていれば、
取引価格を今期より下げたうえで買い取る…
というのもアリかもしれません。

④についても、生長点のある苗の割合を計測して、
それによって取引価格が変化するようにするとか…

要するに農家が小芋をなくそうと努力しても、
なおかつできてしまう小芋は買いますが、
改善努力をしない農家からは買わない。

小芋を薄切りにして揚げて味付けした「小芋チップス」試作品(2024年8月)

工場に戻ると「小芋チップス」の試作品ができていました。
小芋を薄切りにして揚げて味付けしたものです。
スタッフは美味しいと言って食べていましたが…
まだまだ更なる工夫が必要かな。

サツマイモのチップスは堅くなりやすい。
パリッとした歯触りを残しながら、
堅すぎない食感に工夫する必要あり。
あとは味付けを、甘辛にするかピリ辛塩味か…

今日も小芋を満載したトラックが帰ってきました。
今年中に商品開発と販促を展開して、
来年5月には小売店からの予約が殺到…
という状況に持って行きます。

トラックに満載されたタマユタカの小芋(2024年8月)

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